【英検1級ライティング対策】効率的に合格点をとる方法

英検

この記事では、英検1級のライティング対策として、効率的に合格点をとる方法についてまとめています。

管理人は、2020年度第3回英検1級に一発合格しました。

 

決して自慢できるスコアではありませんが・・・。

高い受験料と交通費を払ってもう一度1級を受けることは99%ないと思うので、この記事では、自分の経験に基づいた英検1級ライティングの合格点をとるための勉強に焦点を当てていきたいと思います。

高得点をとるための勉強法やテクニックを知りたい方は、他のブロガーさんの記事を参考にすることをおすすめします。

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模範解答のような文章は必要か

英検協会が公表しているライティングの模範解答。管理人は受験時、「こんな文章、短い時間で絶対書けない」と絶望していました。

そもそも、あんなに立派な英文を書かなければ合格点に届かないのでしょうか?

そんなことはありません。

自分のライティング内容から断言できます。決して謙遜ではなく、自分のライティングは模範解答の半分以下の質だったと思います。

 

改めて受験時の自分のスコアを見てみましょう。

内容 5/8点

構成 7/8点

語い 7/8点

文法 7/8点

計 26/32点

となっています。

「内容」はまあ納得。トピックが「グローバリゼーション」で、予想しやすいものだったにも関わらず、裏付けや具体例が乏しい内容でした。

一方、「構成」「語い」「文法」がそれぞれ7点ももらえたのは驚きでした。

  • 同じ単語の使いまわし
  • スペルミス
  • 単調で拙速な表現

減点対象を挙げるときりがないです。

それでも26/32点(81%)でした。合格点は70%なので、合格圏内のスコアです。

一方で、自分が最低限気をつけたことがあります。おそらくその点が合格圏内のスコアにつながった要因かと思われるので、ここでご紹介します。

1. トピックで問われた内容を書く

  • トピックに対して適切に答えた内容になっているか
  • 趣旨がずれていないか

英検の対策本でも重要なポイントとされています。

英検1級のライティングでは、自分の主張に対して根拠となる理由を3つ挙げますが、管理人は特に、トピックと関係のない内容を書かないよう注意しました。時間の無駄になるし、万が一主張と矛盾する理由を書いてしまうと減点対象になってしまうからです。

2. 構成に注意する

英検1級のライティングでは、指定されたトピックについてエッセイ形式で解答します。

  • トピックについての意見と理由(3つ)を挙げる
  • introduction、main body、conclusion  の構成とする
  • 語数の目安は200〜240語

という指示があるので、

  • 第1パラグラフ  introduction (序論)
  • 第2パラグラフ  main body (本論)
  • 第3パラグラフ  main body (本論)
  • 第4パラグラフ  main body (本論)
  • 第5パラグラフ  conclusion (結論)

のように、5つのパラグラフで自分の意見をまとめます。

管理人は、このパラグラフだけは意識的に取り組むようにしました。

Introduction でトピックについての自分の意見を述べ立場を明らかにする。
Main body で3つ理由を説明し、その理由をサポートするための根拠や具体例を示す。
Conclusion で再度、自分の意見を表現を変えてまとめる。

この構成の中で、自分の主張とその理由を論理的に書けているかがポイントになります。英語のエッセイは形式が明確に決まっているため、この構成に当てはめて書いていけば、読み手に伝わりやすい説得力のある文章が書けるようになります。

 

英検は、2024年度第1回検定から変更される予定です!1級では、長文要約問題が1題追加されます。ここでは既存の「意見論述」問題について確認しました。

1級 Writing  既存の「意見論述」の出題に加え、「要約」問題を出題

「英検協会お知らせ」より抜粋

3. パターン化する

英検1級では、基本的に毎回同形式のエッセイが出題されています。限られた時間で効率よく書き上げるには、センテンスやフレーズをパターン化する必要があります。

管理人は実は、本番前にエッセイの練習問題は1題しか完成させませんでした。多数練習しましたが、時間を計って最後まで書いたのは1つだけ、という意味です。その代わりに、使えそうなフレーズをたくさん準備しました。

 

特に、IntroductionとConclusion部分をパターン化することは時間短縮につながります。なぜかというと、

  • 字数制限があるため、Introduction (序論)では2~3文、Conclusion (結論)では1~2文で十分高得点が見込める
  • Introductionで表明した主張を再度確認するのがConclusionであり、内容が一貫している

という理由があります。

Introduction(序論)のパターン化

Introductionでは、Yes/No やIagree/I disagree で書き手の立場を明らかにする必要があります。また、出だしでトピックに関する一般的な背景知識を読み手に紹介すると、スムーズにMain body につなげられます。

Introduction で使われるフレーズ

Some people say that…, while others say that…
…だと言う人たちがいる一方で、…と言う人たちもいる。

Some people argue that…
…だと主張する人たちがいる。

It is commonly said that…
…であると広く知られている。

It is often pointed out that…
…であるとよく指摘されている。

Although…, I believe that…
…であるが、私は…であると考える

Conclusion(結論)のパターン化

Conclusion でのポイントは主張を再確認することです。特に本番では、結論部分に割く時間はあまり残されていないかもしれません。その際は、introduction (序論)と異なる表現を使って、もう一度書き手の主張を表明することが望ましいです。

Conclusion で使われるフレーズ

In conclusion,
結論として、

For (all) these reasons,
これらを理由として、

In sum,
要するに

A outweigh B
AはBより重要だ

The point (I would like to make) is that…
私が言いたいことは、

おわりに

いかがでしたか。英検1級のライティングは、ポイントを押さえて対策をすれば、合格点突破は難しくないと思います。

是非、この記事を皆さんの英語学習に役立ててください。

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